旅先でのこと。レストランに行く途中で欲しかった大きな本を見つけ、私の荷物が重くなってしまいました。それを見ていた友人が、「それ重そうだね、持つよ」と私の荷物を持ってくれたのです。食事が終わって、さあ宿へ戻ろうというときに荷物が見つかりません。「あっ。置いてきてしまった」お店に戻ろうとした私に、あの友人が声をかけてくれました。「どこに行くの ? 荷物なら持っているよ」「そうか。ありがとう」私はそれまで、そんなに責任感の強い友人と会ったことがありませんでした。「私の荷物を自分の荷物のように大事にしてくれてありがとう。」荷物を通して私も大切にされたような、心がじんわりとした思い出です。もしあなたの重いカバンを、登校から下校までずっと持ってくれる友人がいたらどうでしょうか ? きっとあなたは、その友人にありがとうと言うでしょうし、とても頼りになる人だと思うかもしれませんね。聖書イザヤ書46章4節にはこんな言葉が書かれています。「あなたが年をとっても、私は同じようにする。あなたが白髪になっても、私はあなたを背負う。私はそうしてきたのだ。なお、私は運ぼう。私は背負って、救いだそう」。私たちを造られた神様は、私たちがおじいさんおばあさんになっても、いつまでも私たちを大切に持ち運んでくださるのです。感謝します。
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