「ところが、道を急いでダマスコの近くにきたとき、突然、天から光がさして、地をめぐり照らした。彼は地に倒れたが、その時サウロ、サウロ、なせ私を迫害するのかと呼びかける声を聞いた」 (使徒行伝9:3)
彼は最初はキリスト教の迫害者で、当時のキリスト者たちには大変恐れられていた存在でした。イエス様のお弟子たちと同年輩であったことでしょう。そのお弟子たちとの決定的な相違は、生前のイエス様を全く知らなかったところ、そしてまた、ユダヤ教の教育をキッチリ受けていたところでしょう。そのユダヤ教の宗教制度の根幹をゆるがし、また破壊してしまうようなキリスト教を憎み、その撲滅に躍起となっていたのです。そのサウロが、有名なダマスコ途上で、復活の主と劇的に出会ってから、180度方向転換をしたのです。かつて神の教会を迫害していた者が、以前には撲滅しようとしていたその信仰を今度はのべ伝えはじめたわけですから、敵も味方もビックリ仰天してしまいました。このように天の神様は、どんな頑固な人の心でも溶かしてしまい、全く新しく変えてしまうことのできる力をお持ちなのです。神の教会の迫害者サウロを、神の国の伝道者パウロに変えてしまわれた神様の素晴らしさに脱帽です。
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