「さて、兄弟たちよ。わたしの身に起こった事が、むしろ福音の前進に役立つようになったことを、あなたがたは知ってもらいたい。すなわち、わたしが獄に捕らわれているのはキリストのためであることが、兵営全体にそのほかのすべての人々にも明らかになり、そして兄弟たちのうち多くの者は、わたしの入獄によって主にある確信を得、恐れることなく、ますます勇敢に、神の言を語るようになった」(ピリピ1:12~14)
多くの人たちには伝道ということに関して、最も不向きと思われる状況の中にあり、惨めこのうえもない状況の中にいた獄中生活の中に起きました。ほとんどの人たちはこれを後退と思ったのですが、パウロはこれを前進だということを、この箇所でメッセージとして語っているのであります。私たちの現実の生活の中に、まさにこういうことがあります。あなたの家庭の中にハプニングが起こるでしょう。あなたの現実の中に、マイナスと見えることが起こるでしょう。いつのまにか2歩前進1歩後退と思ったけれど、前進していた。あなたの個人の生活の中で神様がおっしゃるのは、「私はあなたに対して災いを与えようとしているのではない。あなたに計画を持っている」私たちの知恵を持って、人生のマイナスだと思える出来事、人々がそれはみじめ以外の何ものでもないと判断してしまう出来事の中に福音の前進があるということを、信仰者は受け止めなければならない、と思います。
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