「星の王子様」に、王子様と別れるときのキツネの言葉が次のように書かれています。
「あなたがいっても、この黄金の麦の穂を見ると、あなたのことを思い出す。
私はあなたがいなくなって悲しいけれども、しかし、すべてを失うわけではない。
かえって、私はあるものを得たんだ」と言います。そして「いちばん大事なものは、心でしか見えない。いちばん大事なものは、肉眼では見えないんだよ」と。
山から下山して来た人の目には、その人が見たであろう言葉にならないほど美しく、雄大な風景が焼きついています。遣わされたイエス様の弟子たちの目には、イエス様の存在が焼きつけられており、その驚きを、感動を持って家々を訪問いたしました。
そのような福音以外は何も持たず、ただ、神様の配慮の中に身を置いての伝道旅行です。
杖は羊飼いの杖、モーセが出エジプトのとき、「あなたはこの杖を手に取って、しるしを行うがよい」(出エジプト記4章17節)と言われた杖を思い起こします。
神様は私どもに、この解放の福音の杖以外は持たない、思いわずらわない自由を与えてくださるのです。
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