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2016年3月20日(日)

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「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」(ローマ人への手紙 8:28)
相田みつをさんの詩に、次のような詩があります。
「つまずいたり、ころんだりしたおかげで、物事を深く考えるようになりました。
あやまちや失敗を繰り返したおかげで、少しずつですが、人のやることを温かい目で見られるようになりました。何回も追いつめられたおかげで、人間としての自分の弱さとだらしなさをいやというほど知りました。だまされたり、裏切られたりしたおかげで、馬鹿正直で親切な人の温かさを知りました。」
つまずくことも、転ぶことも、だまされることも、裏切られることも、決してそれ自身、うれしいことではないし、自ら望むべきことではありません。
しかしながら、どうしようもなくそれらが来るとき、そういうマイナス要素からさえプラスの要素をくみとることが人間にはできるのです。
苦しみにあうとき、逃げないで、しっかりと苦しみたいと思います。
イエス様がゲッセマネの園で、「願わくば、この苦しみを私から取り去ってください」と、
血と汗を流しながら天のお父様に祈られたすぐ後で、「しかし、わたしの思いではなく、あなたさまの思いのままになさってください」と付け加えられたように、キリストの十字架の苦しみは、
無意味ではなく、それがあって、はじめて復活の喜びがあったということを忘れないでいたいのです。マイナスさえもプラスに変えてくださる方を信頼していきたいのです。

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