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2016年3月13日(日)

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「主よ。あなたは私を探り、私を知っておられます。あなたこそは私のすわるのも、立つのも
知っておられ、私の思いを遠くから読み取られます。あなたは私の歩みと私の伏すのを見守り、
私の道をことごとく知っておられます。」(詩編 139編1節~3節)

私たち日本人にとりまして、「世間体」というものは、神に対して犯した罪の意識よりも強いようです。人間には良心というものがあるはずですから、きっと、誰もが「悪かった」という一時の心の痛みはあるものです。しかし、最近、このような心の痛みというものが徐々に薄らいでいるように感じます。
私たちが幼いとき、「誰が見ていなくても、神様が見ていらっしゃる」と言って、私たちに人間以上のまなざしがあることを教えてもらいました。それは宗教教育というよりも、良心の教育だったように思えます。
今、私たちは、あまりにも世間体という、目に見える世界に心を奪われて、目に見えない心の世界があることを忘れていないでしょうか。私たちが心の目を天に向け、いつも天の父なる神様が、私に目を注いでおられるという、人間以上のまなざしがあることを覚えて生活していくとき、私たちの両親は整えられて、人間らしい、生き生きとした生活をしていくことができるでしょう。
神様は、今日もあなたを見守っておられます。

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