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2016年2月7日(日)

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かおるおじさんは、日本のロンドンと言われるほど、よく霧が発生する山の中に住んでいます。
ありとあらゆる野菜を作っています。次から次と運ばれてくる健康野菜を教会の信者さんは、
楽しみにしています。
かおるおじさんは、畑仕事をしながら、ホッコリするような気分を味わうことがよくあります。
ある朝、畑の隅に、何やら青々と元気そうな双葉が芽を出しているのに気が付きました。
「これはきっと鳥が運んでくれた、ひまわりにちがいない、かわいいね。」と言いながら、おじさんは水をやりました。忙しさにまぎれて、ひまわりのことを忘れていましたが、ひまわりはどんどん大きくなり、葉を何枚もつけるようになりました。
ある日、そろそろ水をやらないと昼間の太陽で枯れてしまうと思い、近づいてみると、ひまわりの周りだけ土の色が変わって濡れています。こんなに早く誰が水をまいてくれたのかなぁ、と思い、
近所の人にも聞いてみましたが、みんな知らないと言います。次の日も、また次の日も、同じように濡れています。とうとう近所の人たちが「天使が水やりしているんだ」と言い出しました。
それで朝早く起きて観察することにしました。すると、なんと、霧の深い夜のうちに、葉っぱは
丸いお皿のように水を溜め、太陽が昇ると、葉を広げ、水をこぼしているのでした。
神様が花にくださった知恵はすごいですね。

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