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「ないモノねだり」2024年2月4日(日)

「一つのからだには多くの器官があり、しかも、すべての器官が同じ働きをしてはいないように、大勢いる私たちも、キリストにあって一つのからだであり、一人ひとりは互いに器官なのです。」(ローマ人への手紙 12章4節~5節)

勉強ができる人や、スポーツができる人を見て羨ましく思います。

ちょうど自分に足りないものを見ると、それが欲しくなる欲張りな自分に出会います。

私たちはどうやら、自分が持っていないものを欲しがるみたいです。

でもふと、視点を変えてみると、完璧な人間はこの世に存在しないことがわかります。

むしろ、お互いが欠けだらけの存在。自分にも欠けがあって、相手にも欠けがあります。

相手の長所は、「自分の足りなさを暴露するもの」ではなく、「自分の欠けを補ってくれる祝福」なのです。

あなたに与えられている長所もまた、自分のためにではなく、困っている人のためにあります。私たちの長所は、誰かに勝るためにあるのではなく、助けるためにあるのです。

なぜなら私たちは、それぞれがキリストの体に属する器官だからなのです。

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