
「今日のこの日まで、ずっと私の羊飼いであられた神よ」(創世記 48:15)
死期を迎えたヤコブは、息子を祝福する祈りを、このように始めました。
ヤコブといえば、父をだまして兄から祝福を奪った話が有名です。
彼が「この日まで」と語る生涯には、人を傷つけ、怒らせ、妬みを引き起こすような愚かさがありました。
ところが、そんな歩みの中で彼の心に深く刻まれたのは、神さまの深いあわれみです。
時には悔い改めへと強く迫り、時には祝福の約束をもって支え、何か何でもともに歩んでくださる羊飼いなる神さまの姿が、彼の祈りのことばを通して見えます。
私たちの愚かな歩みも、今日までずっと神さまに導かれてきました。
先が不安な時は、ヤコブのように祈ってみてください。
神さまはこれからも私たちの羊飼いです。
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