
静香さんは生まれたときから教会に来ています。
くりくりした目が愛らしく、みんなにかわいがられていました。
2歳になったある日のこと。子どものクラスで聖書のお話を聞いた後に静香さんが何か言い始めました。
「シュは、カレに、イワレタ。ワタチが、アナタとトモに、イユ。」
何と静香さんが暗唱聖句を言ったのでした。
そばにいた先生も目をまん丸にしておどろき、「スゴイ、スゴイ」と大拍手でした。
むずかしい言葉を一生懸命に言う姿がかわいくて、みんなで何回も「静香さん、もう1回聞かせて」とお願いをしては「ワースゴイ」と喜びました。
静香さんには祐一郎君というお兄ちゃんがいて、いつもおうちで暗唱聖句を練習していたので、静香さんも覚えるようになったのでしょう。
昔の牧師さんは「神様を礼拝してはいけません」と聖書を取り上げられて、ろうやに入れられたことがあるそうです。
牧師さんは「聖書を読むことはできなかったけれども、それまでに覚えた、たくさんの聖句を思い出しては、自分を励まして神様にお祈りしたんだよ。神様のみ言葉はね、私たちをなぐさめがんばる力を与えてくれるんだよ。だから、いつでも聖句を思い出せるように、たくさん暗唱聖句を覚えるといいよ。」
みなさんはどれくらい暗唱聖句が言えますか?
私たちの力となるみ言葉をたくさん覚えられたらステキですね。
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