
「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」(ペテロ第一の手紙 5章7節)
私にとってパウロの印象は勇ましい伝道者ですが、コリントの手紙には
「そちらに行ったとき、わたしは衰弱していて、恐れに取りつかれ、ひどく不安でした」(コリント第一の手紙 2章3節)
とあり、パウロも弱り、恐れることがあったことを聖書は明記しています。
私たちもコロナの不安や大雪のため危険の多くなった時代におりますが、ともすると私たちはまだ来ない災いを拾い集めてしまうようなことはないでしょうか。
小学生の静香さんは、お母さんがお出かけをするということで、人に預けられました。
お母さんがいなくなったとたんに彼女は泣きだし、おいしい物も、テレビも、周りの子供たちにも
心をゆるさず、とうとうお母さんが来るまでいつも泣き続けました。
お母さんさえいれば喜ぶはずのすべてのことが静香さんには無意味なように、悲しみと寂しさ、そして
不安でいっぱいになりました。
しかし、私たちは造り主であられる神様にいっさい委ねて歩みたいものです。
「その日、あなたは言おう。「【主】よ。感謝します。あなたは、私を怒られたのに、あなたの怒りは去り、私を慰めてくださいました。」
見よ。神は私の救い。私は信頼して恐れることはない。ヤハ、【主】は、私の力、私のほめ歌。私のために救いとなられた。」
(イザヤ書 12章1節~2節)
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