鳥の仲間は、1年中日本に住む鳥と、冬や夏に外国からやってくる鳥とがあります。
やってくる鳥を渡り鳥といいます。ツバメ、白鳥もそうです。では、鳥たちは遠い外国へ行く道や、いつ飛び立つのかがどうやってわかるのでしょうか。
ある人が、何かにぶつかって落ちてきた鳥をかごに入れておき、元気になったので、実験をしてみました。どんなに鳥の向きを変えても、そのアメリカムシクイという鳥は、渡ってきた方向、南に自分で向きを合わせたそうです。
ある学者は、鳥たちは太陽や全部の星たちに助けられていると言います。南の島ではコアホウドリが飛行機の邪魔になるからと、フィリピンやアメリカに分けて連れていきましたが、どれも10日から1か月で元の場所に戻ってきてしまったそうです。ミズナギドリは日本からアメリカカリフォルニアまで飛んでいきます。若い鳥は大人の鳥の後について飛んでいくのかを調べるために、鳥たちに足輪をつけて、大人たちを先に出発させました。
そして、時間がたってから若い鳥たちを放しましたが、初めてなのに大人と同じ空の道を通って飛んだそうです。鳥たちは、卵の時から神様に教えられたとおりに暮らしているのですね。
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