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2018年6月24日(日)

日ガサアリは地球の西半球の熱帯地方に生きています。作物や街路樹の葉っぱを自分の体より何倍も大きくかみ切っては、せっせと運びます。でも、その葉っぱを食べるのではありません。刻み合わせてその上に肥料をまいて、菌類を栽培しているのです。日ガサアリは、地面の雑草を一生懸命に抜いて菌類を育てます。でも、実を結ばないように刈り込んで、「コールラビ」と言う、キャベツの仲間で茎の上の方がふくらんでカブのようになる小さな野菜を作っています。これが、日ガサアリのご馳走なのです。ところが、アリの仕事もご馳走を食べる分量も、きっちり決められています。一番少ししか与えられないアリは、大きく成長できません。一番少ししか与えられないアリは、大きく成長できません。この菌の畑の手入れ、赤ちゃんアリの食事係をする働きアリです。中くらいの分量を与えられるアリは、葉っぱをつむ仕事をする働きアリです。もっとたくさん食べていいのは、アリの巣を守る兵隊アリです。でも一番多く食べるのは、雄アリと女王アリです。雄アリと女王アリは、子供たちを増やして絶やさないようにする、大変な働きを持っているアリです。新しい卵からアリが生まれると、今までと同じように、畑の手入れ、葉っぱ集め、兵隊アリなど、女王から働きを決められて働きます。どんな大変な仕事も、文句を言わないでせっせと働くのです。聖書に出てくるソロモン王もこんなアリを見ていたのでしょうか ?

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