「ダビデがサウルに語り終えた時、ヨナタンの心はダビデの心に結びつき、ヨナタンは自分の命のようにダビデを愛した」 (サムエル記上18:1)
「友」という文字の語源は、手を重ね合わせる様から来ているようですが、心と心を合わせるようにして、手を取り合う同志の意味であります。
ダビデとヨナタン、この2人の愛は偉大な心と心の結びつきでした。ヨナタンは真実で無我の友情の持ち主でありました。嫉妬に狂ったサウル王がヨナタンに、「エッサイの子がこの世に生きながらえている間は、あなたも、あなたの王国も堅く立っていくことはできない。それゆえ今、人をつかわして、彼を私のもとに連れてこさせなさい。彼は必ず死ななければならない」 (サムエル記上20:31) と命令しましたが、ヨナタンはそれに応じませんでした。
ペリシテ人との戦いでヨナタンが戦死したとき、ダビデはその死を憎み、深く悲しみ、彼の気持ちを歌で表現しました。
「わが兄弟ヨナタンよ。あなたのためわたしは悲しむ。あなたはわたしにとって、いとも楽しい者であった。あなたがわたしを愛するのは世の常のようではなく、女の愛にもまさっていた」 (サムエル記下1:26) ダビデとヨナタンの友情を学びたいと思います。
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