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2021年9月12日(日)

「ですから、私は、キリストのために、弱さ、侮辱、苦痛、迫害、困難に甘んじています。なぜなら、私が弱いときにこそ、私は強いからです。」(コリント人への手紙 第2  12:10)

調査によると、美術学校に通う学生の70%以上が視力に何らかの障害を持っていたそうです。

彼らは子供のころから自分の障害に気がついており、そのために自ら意識して、「物を良く見よう」としてきたというのです。

また有名な画家たちの伝記によると、近視、乱視、片目しか見えない画家も多かったようです。

自分の弱いところを知った人は、自分の弱さを感じない人たちよりも優れた感受性を育て、人々の心を動かす、偉大な作品を残しているようです。

「すべての良い贈り物、また、すべての完全な賜物は上から来るのであって、光を造られた父から下るのです。父には移り変わりや、移り行く影はありません。」(ヤコブの手紙  1:17)

と記しています。

私たちが多くを求め、神様から多くのものをいただくとすれば、私たちの弱さは強さへの入口です。弱さはあまり人々に歓迎されませんが、弱さを通してでなければ出会えない神様の恵みを、私たちは幾たびも味わっているはずなのです。

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