
「 しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません。」 (ルカによる福音書10章42節)
奉仕は真心からしなければ、その働きの効果が半減します。
当番だから仕方なくという働きや、何もやらないと具合が悪いので形だけ、いやいやする仕事では物事がうまくいきません。
それはうれしくも面白くもなく、効果も上がりません。
キリストが必要としているのは、どんな小さな働きでも真に献身した奉仕です。
しかし、その姿を見いだすことは困難であり、それを行うのはもっと大変なことです。
マリヤが見つけたのは、その求めていた模範でありました。キリストのもとにのみある輝きでした。
民衆のだれにも見いだすことのできなかった、すばらしい模範をキリストに見いだしたのです。
それを学んでいたマリヤからその学びの機会を奪うことは、この世の大きな損失でした。
私たちの教会でも、マリヤのように心からキリストにならい、キリストが罪人のために命を惜しまず、
十字架に死んでくださったように、喜んで自分の大切な能力や宝物を提供する人材が求められています。
「マリヤから取り去ってはならないもの」は私たちからも取り去ってはならない1つのものです。
ずるずると罪のとりこになっていたマリヤを救い、偉大な献身者へと導かれたイエス様の教えです。
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