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2020年6月28日(日)

したがって、事は人間の願いや努力によるのではなく、あわれんでくださる神によるのです。

(ローマ人への手紙 9章16節)

なかなか勉強しない私に、担任の先生がこんなことをおっしゃったのを覚えています。

「どこの家でも、泥棒に入られないためにカギをかけるだろう?そういう備えをしておかないとどうなる?困ったことになるんだよ。お前も悪い結果を経験したくなければ、準備をするんだよ。

勉強するんだよ。わかったな。」

これだけは伝えておかなくては、という先生の気迫を感じたのでしょうか。

その時のことを今でも覚えているのです。

どんなことをするにも、努力が必要です。努力なしに成功することは不可能です。

しかしただ1つ、努力の及ばない世界があります。それは神の救いです。

パウロは神の救いの計画は「人の意志や努力ではなく、神の憐れみによる」と言いました。

もし救いが、人の努力や意志の強さによるものだったら、救われた人は、「私は頑張った」と自慢するようになるでしょう。そして頑張れない人、弱い人を見て

「あの人たちは努力が足りなかった」と言うようになるでしょう。

神様以外は、みな弱い存在です。いろいろな人がいて、頑張り屋さんもいれば、だらけた人もいますが、救いに関しては、みな無力です。

神様はそんな私たちを一方的に憐れんでくださったのです。

私たちがすべきことは、その救いを受け取ることだけです。

それは人の努力や意志によりません。神様の憐れみによるのです。

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