
ふたりは、「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」と言った。
(使徒言行録 16章31節)
パウロとシラスが福音を告げた場面です。
「2人は言った」とルカは記しています。
パウロが言った、ともシラスが言った、とも書かれていません。
「2人が言った」のです。
同時に言ったのでしょうか。2人が続けて言ったのでしょうか。
いずれにしても、「2人は言った」という言葉はパウロとシラスが、「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます」という確信を2人で強く共有していたことを示しています。
パウロの語った言葉は、聖書の中にたくさん記されています。
一方、シラスの言った言葉はほとんど記録されていません。
ただ1つ彼の言葉として記録されているのが、「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます」という言葉です。
そしてこの言葉が、シラス1人の言葉としてではなく、「2人の言葉」として記録されていることに注目したいと思います。
「主イエスを信じなさい」という言葉は、シラスの確信であったと同時に、彼とパウロをしっかりと結びつけていた絆(きずな)だったのです。
私たちも、この信仰の言葉によって、励まし合い、慰め合い、共に歩んでいきたいと強く思います。
私たち1人1人は違うけれど、「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます」という言葉のゆえに、兄弟姉妹です。
このみ言葉は、私たちの合言葉です。
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