
「弟子の1人がイエスにわたしたちにも祈りを教えてくださいと言った」
(ルカ11:1)
祈ることは今を生きることです。クリスチャンの信仰は、祈りをもって絶えずキリストとの生きた関係の中に自分を保つことです。祈りを通してキリストの命が自分の中に注がれ、今日を主と共に生きていくことができるのです。弟子の1人が祈りを教えてくださいと求めた時、イエスは祈り方についての大切な2つのことを語られました。
はじめに祈り方として具体的に教えられたのが「主の祈り」でした。よく知られているように、まず神様に自分の心を合わせる祈りから始めることがポイントです。天から神様を引きずり降ろして、自分の願いを承諾させるような祈りとならないために、「御心がなりますように」「御国が来ますように」と天のお父様に求めさせていただくのです。祈りは第一に神様中心でなければなりません。
次に、祈り方のもう一つのポイントを教えるために、真夜中友人が訪ねてきて、隣人にパンを請い願う話がなされました。祈るときに「求め続けなさい」神様が最善を持って対処してくださることを信じて、絶えず求め続けることを教えられた。それは、神様を改心させようとするためではなく、日々神様のみこころの中に私たちがとどまり、生きた関係が続けられていくためなのです。
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