
静香さんはなんでも自分でやりたい2歳の女の子です。
ある日、夕食でいきなり静香さんが泣き叫びました。
どうやらお碗を自分で運びたかったようです。次にご飯を食べようとしたら、うまくすくえなくて今度はスプーンを投げます。静香さんが暴れ出したので、お母さんは茶碗を奥へ移動させました。すると取られたと思ったのか、さらに泣き叫び始めたのです。
お母さんは考えました。「せっかく栄養を考えて作ったのに、こぼすばかりたわ。泣き叫ばなければやさしくしてあげれるのに。」静香さんは無理やり、椅子から降ろされてしまいました。お母さんはイライラして食事も美味しくありません。見ると静香さんの顔は涙でぐちゃぐちゃです。「食べたいよ。でもうまくいかないから悔しいだけなんだ。」
お母さんはこう考え直しました。「聖書にはまず私たちを愛してくださっている。1ヨハネ4:19と書いてあるのに、私は自分のことばかり考えて、小さな静香がお利口なら愛してあげるなんて考えていたわ。神様ごめんなさい。」
数秒後、静香さんはお母さんの膝の上でニッコリしていました。ご飯を食べさせてもらっておいしいねーと満足そうです。誰かを大切にするために理由はいらないんですね。
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