
「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちておられた。」
(ヨハネによる福音書1章14節)
小さな家畜小屋に、1頭の馬がいました。馬の主人はいつもは馬をとてもかわいがってくれました。
ところが、このところ宿屋のご用が忙しくてあまりかわいがってもらえません。
住民登録があって、たくさんの旅人が来ているからです。
その日も1人ぼっちでさびしい夜になるだろうと思っていました。
ところがその日は家畜小屋に泊まるというお客さんがいたのです。
お客さんは遠くの町から旅をしてきた2人でした。女の人は大きなお腹をしていました。
ずいぶん疲れているに違いないと思いました。
でも馬は1人ぼっちでなくなったので、とてもうれしくなりました。
その夜、家畜小屋でとても素敵なことが起こりました。
赤ちゃんが生まれたのです。馬はびっくりしました。
馬は赤ちゃんのために何かお手伝いをしたいと思いました。
けれども何もできません。かわりにワラと自分のエサ入れを使ってもらいました。
赤ちゃんがその上に寝かされています。それはとてもかわいい赤ちゃんでした。
馬は目を離すことができませんでした。
小さな家畜小屋で生まれたのは、神さまの子供のイエス様でした。
そのイエス様は馬だけではなく、私たちの所にも来てくださいました。
私たちをうれしい気持ちにさせるためにです。
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