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2017年8月13日(日)

教会の森さんの家では、子供の勉強を見るのは母親でした。しばらく公文の教師をしていたので、算数は得意だったようです。でもその教育熱心さのあまり、よく大きな声を出していたようです。教会の友人がそんなに大声を出さずに教えたらと言うと「こんなこともわからないんだから切れるわ」というような会話がしばしばありました。どうやら一般に母親が子供に対する態度は、受容型か攻撃型のようです。例えば、子供が今日のテストはうまくいかなかったことを報告するときです。「お母さん、今日ね、テストの点が悪かったの。」ある母親は「それで何点だったの」「40点」「また」というぐあいになります。受容型のお母さんは、「よっぽど問題が難しかったのよ」などと言って同情を表し、子供に平安を与えます。自分に思い通りにいかなかったり、意見が違うとき、どういう態度を取るかがクリスチャンとして問われるのではないでしょうか。ヤコブとヨハネは兄弟で、ヤコブが兄でした。二人は激しい性格の持ち主だったようです。自分たちを受け入れないサマリヤの町を焼き払ってしまおうと怒りをぶつけています。このようにかつてはかなり短気者だったヤコブは、イエス様から最も信頼される弟子となっていきました。寛容を身につけたのです。「愛は寛容であり、情け深い」(聖書) のです。

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