Home » コラム » 2017年7月23日(日)

2017年7月23日(日)

「弟子のひとり、シモン・ペテロの兄弟アンデレがイエスに言った。ここに、大麦のパン5つと、さかな2匹とを持っている子供がいます」(ヨハネ6:8)

 

 

 

テニスの史上最年少チャンピオンと言えば、ドイツのベッカーです。彼は1986年17歳で優勝しました。その時使ったラケットがチャリティー・オークションにかけられ、300万円の値がつきました。彼はこのお金を障害者のために用いてほしいと申し出ました。さらに1500万円の小切手を切って添えたそうです。ガリラヤの丘で少年の差し出したものは、たくさんのものでも、高価なものでもありませんでした。大麦のパンは、当時の貧しい家庭の食物でした。しかし、アンデレがささやかな食物を持ったこの少年を連れてくることによって、奇跡は可能となりました。今日も彼のような機転と積極性が主の主の働きに必要です。ここでもアンデレの「連れてくる」性格が功を奏しています。あとはイエス様に委ねようと思ったのでしょう。少年がささやかながらも自分のものを差し出さなかったら、輝かしい行為が歴史に残ることはありませんでした。イエス様は私たちの手にあるものを必要としておられます。私たちの奉仕はまことに小さいかもしれません。それでもイエス様の手に委ねるなら、それは大きな働きとなるのです。

Comments are closed.