日曜日の明け方、何が起こったのでしょうか。まだあたりが暗いうちに、マグダラのマリアさんともう一人のマリアさんがやってきました。アリマタヤのヨセフとニコデモが慌てて済ませた埋葬を、もっときちんとしたものにしようと思ったのです。もっと早くそうしたかったのですが、安息日をはさんでいたのでできませんでした。彼女たちは「誰があの墓の入口からあの大きな石をころがしてくれるのだろうか」と、思いながらも大急ぎで墓にやってきました。すると地震があって大地が揺れ、墓石は押しのけられてわきへ転がされ、兵士たちは震え上がって死人のようになってしまいました。その時天使が現れ、こう告げました。「恐れることはない。十字架につけられたイエスを探しているのだろうが、あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。さあ、遺体の置いてあった場所を見なさい。それから、急いで行って弟子たちにこう告げなさい。あの方は死者の中から復活された」と。マリアさんたちは、恐れと喜びでいっぱいになり、どうしてよいか分からないほどでした。彼女たちは墓を立ち去り、弟子たちに知らせに走ります。するとその行く手にイエスさま自身が復活の姿を始めて現わし、「おはよう」と声をかけてくれました。これで何が起きたのかを知った彼女たちは、喜びに満たされてイエスの足を抱き、その場にひれ伏しました。イエスさまは「恐れることはない。行って、私の兄弟たちにガリラヤに行くように言いなさい。そこで私に会うことになる」と言われたのです。復活されたイエスさまは、その後、多くの人々や弟子に現れてくださいました。今日は、世界中でこのイースターがお祝いされています。私たちもこのイエスさまの復活された、日曜日の朝に喜びを持って礼拝を捧げていきましょう。
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