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2016年9月4日(日)

 

「そして、希望は失望に終わることはない。なぜなら、わたしたちに賜っている聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからである」(ローマ5:5)

高校生になると、世の中の暗いニュースや祖母の病と意味を考えるようになり、私は生きる希望がどこにあるのか考えるようになりました。社会人になると、本屋さんで三浦綾子さんの本を買って読みました。三浦さんの信じている神様なら助けと力を与えてくれるのではないかと思うものの、神様にどう祈ったらよいかわからないので祈ってもらおうと思い、手紙を書いて三浦さんに送りました。一枚のハガキか北海道から届きました。いただいたハガキには「近くの教会に行ってみてくださいね。祈っています。希望は失望におわらない」と書かれていました。なぜそうなのかわかりませんでしたが、とにかく三浦さんが祈っていてくださるのだから、この言葉を信じました。その後クリスチャンになり、この聖句の前後関係を読んで初めて、この希望がイエス・キリストの愛であり、どのような苦難の中にあっても与えられる平安と喜びなのだということがわかったのです。この聖句は三浦さんを通して、元体育教師であり肢体の自由を失った星野富弘さんに生きる命を与えた言葉と同じ聖句でした。

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