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2016年8月7日(日)

「あなたがたは、主にあっていつも喜びなさい。繰り返して言うが、喜びなさい。あなたがたの寛容を、みんなの人に示しなさい。主は近い」

(ピリピ4章5節)

パウロがこの手紙を書いたのはローマでの初めての投獄の時でピリピに福音を伝えてから10年ほど経っていました。ピリピの人々は兄弟愛を持ってパウロの活動を支えました。この援助に対する感謝、教会の人々に対する祈りなどをパウロは手紙に書いて送りました。手紙全体に喜ぶという言葉が何度も出てきます。獄中でこれほど喜びを味わってたパウロには何があったのでしょうか。五節に「主は近い」とあります。パウロは常にイエス様と共に生きていました。主が共におられる喜びです。また、パウロの心には再臨の希望がありました。国籍が天にあり、そこから救い主が来られることを口に賛美を絶やすことなく待ち望んでいました。そしてもう一つ、このときパウロはまもなく、このたびの投獄から解放されるであろうと主にあって確信していました。もうすぐ愛するピリピの人たちに会える、また一緒に主を礼拝し賛美できるという期待を持っていたのです。手紙全体を読むと、パウロがどれほどピリピの人々を愛していたのかが伝わってきます。礼拝では私たちも、世にはない兄弟愛を経験します。心を合わせて歌い礼拝するとき、教会の中にも天のふるさとにおいても喜びがあります。

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