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2016年6月19日(日)

 

アカウミガメを見たことがありますか?

大きさは約1メートル。大きなカマのような前足がざっくり水をかくと、それに続いてなめらかな甲羅がスイーっと泳いでいきます。はじめて水族館で見たとき、とても優雅な姿と大きさに圧倒され、とりこになりました。調べてみると、アカウミガメの中でも北太平洋に住んでいるものは、

日本で卵を産み、生まれるとすぐに遠くアメリカのカリフォルニア沿岸まで泳いでいき、そこで

大きくなるそうです。その距離、約1万キロ。たどりつくまで2年ほどかかります。

5センチぐらいだった子ガメが40センチに成長するほどです。

一度も行ったことがないのに、きちんとエサがある所がわかるなんて不思議です。

さらに不思議なのは、オスとメスが生まれる違いでした。

メスが産卵するのは日本のあたたかい砂浜ですが、その温度が29度だと、メスが半分、オスが

半分生まれてきます。ところが、砂浜の温度が28度になるとオスばかり、30度になるとメス

ばかりが生まれてくるのです。微妙な温度差を、あなたは感じることができますか?

少しの違いで男の子になるか女の子になるかが決まるなんて不思議です。

生まれてすぐ泳いでいく道がわかったり、砂浜の温度で性別が決まったり、アカウミガメを造られた神様はおもしろい方ですね。

あなたが生まれるときは、どんな不思議なことがあったのでしょうか?

家族の人に聞いてみてください。

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