「主はあなたの足の動かされるのをゆるされない。あなたを守る者はまどろむことがない」
(詩編 121編3節)
創世記に地上の放浪者という言葉が出てきます。(4章12節)
安らぎも故郷もなく不安の中にいるこの状態は、多くの現代人が今置かれている状況と似ております。
私たちの周囲にはさまざまなものがあふれていますが、自分の魂の安住するところがないというのです。将来の生活設計、病気、そして、誰もが直面する死など、色々な課題が私どもを取り囲み、迫ってきていますが、それらに対し、多くの者は無防備のまま、日々の事柄に押し流されています。
神は人類の始祖アダムを造られたとき、「東のかた、エデンに1つの園を設けて、その造った人をそこに置かれ」(創世記2章8節)ました。
ここで園と訳されているヘブル語は、「保護する」を意味する言葉です。
創造の当初、地上は平和で、いたるところに緑の草木と花で飾られていましたが、神はなおも、アダムとエバをエデンの園という囲いの中に置かれ、神との交わりの場とされたのです。
私たちは今日、主が共におられる家に住むときのみ、本当の心の憩いを持つことができます。
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