「悪魔が、ほえたけるししのように、食いつくすべきものを求めて歩き回っている」(1ペテロ5:8)
羊を危険から守るために牧場に柵が必要なように、子供たちを守るためには「枠」が必要です。その枠の広さは幼児期から幼稚園、小学生と子供の成長につれ、年齢に応じて衣服を取り替えるようなものです。いわゆる子供の自主性、自立心ができるに従って、その生活圏の枠を広げていく必要があるのです。しかし、子供の自主性に任せている親御さんが多くなってきています。自主性といえば聞こえがよいのですが、実は放任であり、その結果、家庭をはじめ学校や社会で迷惑をかけているように思われます。自由に育った野生の馬はくつわをはめられることをいやがります。狭い囲いの中に入れられると、そこから飛び出そうと暴れ回ります。それと同じように、幼児期に甘やかされ放題に、育てられた子供は一定の枠の中に入れられたとき、突っ張ったり登校拒否という拒絶反応を起こしかねません。子供が突っ張る理由にはいろいろありますが、適切な内容の伴った本当の羊飼いを必要としているのではないでしょうか。
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