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2016年10月23日(日)

 

 

 

 

 

 

 

「主はわたしの牧者であって、わたしには乏しいことがない。主はわたしを緑の牧場に伏させ、いこいのみぎわに伴われる」

 (詩編23:1)

羊たちが緑の牧場に草をはみ、川のせせらぎの音を聞きながら憩う。そんな光景を思い浮かべるとき、何ともいえない平和な気持ちになります。しかし、当時の羊飼いたちにとっては、いつもそうとは限らず、困難で危険なことも多かったようでした。豊かな牧草地を求めて、狭い台地を通ったり、荒廃した岩場を通る場合もあったようです。山間の荒れ地には羊を狙う狼がおり、しばしば羊に襲いかかってくるのです。そのような所では、羊飼いは目を光ら、羊たちの先になり後になり、導いていかねばなりませんでした。また、方向感覚のない羊が迷子にならないように注意し、時としては元気の良い羊が崖下に転落したのを危険を冒して助け出したりすることも、しばしばあったようです。イエス様が語られた迷える羊の物語は、今日の親が子供にどうあるべきかを教えているような気がします。子供はいろいろなことを経験しながら成長していきます。試行錯誤しながら失敗を重ね、成功への足がかりをとらえていくのです。

 

 

 

 

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