「私は戦いを立派に戦いぬき、走るべき行程を走りつくし、信仰を守りとおした」(2テモテ4:7)
競技にはゴールがあるように、我々の信仰生活にも決勝点があります。
神から与えられたコースを目標に目指して走るのです。
年老いたパウロはローマの刑務所の中で、天の故郷の事を深く瞑想していました。パウロはまだそこに住んではいませんでしたが、そこにはキリストがおられるのを知っていました。彼はイエス様に会う事を心から切望していたのです。
ある牧師が家庭を訪問した時、その家のご主人が家庭用の大型の聖書を持ってきて、見返しの部分を聞きました。そこには、彼の母が亡くなる直前に書き残した最後の言葉がありました。
「主イエスと主のみ言葉は私の人生にとって大切なものでした。私はもうこの世に長くはおられません。私の心からの願いは、私の子供たちと孫たちが心を主イエスに捧げてくれる事です。そして再び家族の再会を望みます。」
これを読んだ息子であるご主人は、神に立ち返る決心をしました。
この女性は、信仰の人生を走り終えるにあたり、後から走ってくる愛する家族一人一人の事を祈っていたのです。
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