「しかし、彼を受け入れた者、すなわち、その名を信じた人々には、彼は神の子となる力を与えたのである」(ヨハネ1:12)
明治時代に木村清松牧師という機知に富んだ牧師がおられました。
日本のみならず、4回も広く世界各国の海外伝道に出かけられました。
明治39年、彼が北米バッファロー市にある教会に招かれて伝道集会をされたときの事です。近くにナイアガラの滝があったので、見学し、雄大な滝を見て感動していました。その様子を見ていた1人のアメリカ人がそばにやって来て、声をかけました。
「どうです。素晴らしいでしょう。こんな大きな滝はあなたの国にはないでしょう。」
彼は答えました。
「あなたがクリスチャンでないなら、そんなに自慢できませんよ。この滝の持ち主は神様のものだからなのです。」
そのアメリカ人は、さぞ驚いたことでしょう。
帰りの電車を待っている間、木村牧師は「天の父なる神様をたたえなさい。神様を知らなければ、滝を誇ることは出来ません。」と路傍伝道されたそうです。それを聞いた新聞記者が、彼の写真と共に「ナイアガラの滝の持ち主の子が来た」と新聞に報じてくれたので、伝道集会は大成功だったそうです。
天地を創造された生きた神を忘れて、自己中心的な生き方をしているために苦しんでいる私たちのために、解放し、赦し、み国に連れていくためにイエス様はこの地上に来て下さいました。神の約束を信じる者を、今や天の神様の子として下さるのです。
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