静香さんが小学生の時、誰にもらったのか分かりませんが、何度読んでも飽きない本がありました。読みながら、時には胸が熱くなって涙が流れてきたり、お祈りをすると神様が聞いてくださるということも知りました。静香さんが高校生になった時、あの本がもう一度ほしいと思って本屋さんに行きましたが、その本は売っていませんでした。
そんな時、若いときから心臓の悪かったお母さんが死にそうだとの知らせが入りました。
心の中で「イエス様、私が家に帰り着くまでお母さんが死んでしまわないようにしてください」と祈りながら新幹線に乗りましたが、間に合いませんでした。
静香さんは故郷に帰り、薬局で働くことになりました。そのしばらく前に、隣の家に引っ越してきた写真屋さんの奥さんが、「きっとまた天国でお母さまに会える時がきますよ」とおっしゃるので、不思議に思っていました。
ある時、写真屋さんに行くと、そこに捜し求めていた本が置いてあるではありませんか。
感動していろいろお話してみると、おばさんはキリスト教会のクリスチャンであること、また、
その本はキリスト教会出版局の子供の本で、「アニメ聖書」であることがわかりました。
静香さんは聖書の勉強をするようになり、イエス様に従う決心をしました。
今では大きなキリスト教会のピアニストとして奉仕しています。
神様のお導きは本当に不思議ですね。
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