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「記憶の連鎖」2025年8月31日(日)

「ところが強風を見て怖くなり、沈みかけたので、『主よ、助けてください』と叫んだ。

イエスはすぐに手を伸ばし、彼をつかんで言われた。『信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか。』

(マタイの福音書 14章30~31節)

ペテロはイエスさまの「来なさい」ということばを信じ、水の上を歩く奇跡を体験しました。

しかし、その後、風を見て怖くなり沈んだのです。私たちにもこのような時があります。

怖れにとらわれ、信仰が沈み、活力を失い、地を這うような信仰生活を送る経験です。

神を見上げるなら、恵みの記憶が連鎖的に私たちの心を満たします。反対に、怖れ始めるなら、負の記憶が連鎖的によみがえるのです。

そして気がつけば、恵みの記憶を忘れるほどの絶望にとらわれ、ペテロのように沈んでいきます。

神の愛に信仰によって留まるか、怖れにとらわれるかで、状況が大きく変わるのです。

主の手は私たちの手でつかめるところに必ずあるのですから、試練の中で神を呼び求めましょう。

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