「ところが強風を見て怖くなり、沈みかけたので、『主よ、助けてください』と叫んだ。
イエスはすぐに手を伸ばし、彼をつかんで言われた。『信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか。』
(マタイの福音書 14章30~31節)
ペテロはイエスさまの「来なさい」ということばを信じ、水の上を歩く奇跡を体験しました。
しかし、その後、風を見て怖くなり沈んだのです。私たちにもこのような時があります。
怖れにとらわれ、信仰が沈み、活力を失い、地を這うような信仰生活を送る経験です。
神を見上げるなら、恵みの記憶が連鎖的に私たちの心を満たします。反対に、怖れ始めるなら、負の記憶が連鎖的によみがえるのです。
そして気がつけば、恵みの記憶を忘れるほどの絶望にとらわれ、ペテロのように沈んでいきます。
神の愛に信仰によって留まるか、怖れにとらわれるかで、状況が大きく変わるのです。
主の手は私たちの手でつかめるところに必ずあるのですから、試練の中で神を呼び求めましょう。
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